【人材派遣業とは①】派遣の歴史と法律を学ぶ
こんにちは。ゆーやです。
今日は僕の本業である「人材派遣業」について
お話したいと思います。
前回の自己紹介で少しだけ触れたので、
今回は人材派遣はどんなお仕事なのか解説したいと思います。
皆が知っている情報とはまた違う情報があるかもしれないので、
もし良かったら最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
今日の構成はこんな感じ!
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【人材派遣とは】
【人材派遣の歴史】
【代表的な派遣法】
【本日のまとめ】
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本日も宜しくお願い致します!
【人材派遣とは】
人材派遣とは、
労働力を求める企業に対して、労働力を提供するサービス業です。
又、『雇用される会社と就業する会社が異なる超特殊な働き方』です。
このような働き方をされる方を、『派遣社員』と呼びます。
例を挙げると、
マクドナルドで働いているけど、
所属は『株式会社ありのまま』なので、
お給料は『株式会社 ありのまま』から払われる。
という感じです。
直接雇用の方と違うところは、
①お給料(派遣社員の方が高い場合が多い)
②契約期間(3ヶ月〜6ヶ月更新が多い)
③業務内容 (必ず指揮命令の下で業務を行う)
大きな違いとしては、こんな感じです。
【人材派遣の歴史】
1985年 初めて日本で労働者派遣法が制定され、
人材派遣業というお仕事が誕生致しました。
但し、このような「仕事斡旋業」は 、
江戸時代から「口利き屋」という形で
存在していました。
「口利き屋」を通して仕事をする方は、
出向先で聞いた話と全然違うお仕事をさせられたり
非道い扱いを受け口利き屋にも逃げられ、
お給料も貰えない等
働く人にとって不利な場合が多かったのです。
1970年代の高度経済成長に伴い、
非公式なその動きは活発になっていきました。
政府はそんな方を守ろうと、
85年に派遣法を制定致しました。
これが人材派遣の始まりです。
ちなみに世界で初めて人材派遣が生まれたのは
1946年にアメリカのマンパワー社が初めてらしいです。
【代表的な派遣法】
ここでは、超特殊な法律と呼ばれる派遣法について、
代表的なものをご紹介したいと思います。
①二重面接の禁止
派遣を受け入れる側の企業は、
派遣される方を選んではいけません。
あくまで人材派遣は「労働力を提供するサービス」
なので、派遣する方を選ぶ権利があるのは
派遣元だけです。
例:株式会社ありのままが選んだ人を、
マクドナルドは断われません。
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【やり取りのイメージ】
■ありのままの営業担当
「○月○日から、1名派遣しますので、宜しくお願い致します」
◇マクドナルドの人事担当
「え?ちょっとどんな人来るのか確認したいから事前に連れてきてよ!」
■ありのままの営業担当
「派遣法の特性上、二重面接に近い行為は禁止となっている為、
お連れする事はできません。スキルシートは先程送りました。
貴社で業務をするにあたり、問題の無い能力と判断しております。
当日は私も同行いたしますので、宜しくお願い致します。
◇マクドナルドの人事担当
「スキルシート??名前も書いていないし、
年齢も書いていないんですけど!何歳くらいの人?」
■ありのままの営業担当
「個人を特定する情報も開示できません。こちらは個人情報保護法となります。
当日お伺いした際に、本人に同意の上、ご確認ください」
◇マクドナルドの担当
(分からない人に時給2,500円も払うのか、、、
でも人もいないし、、背に腹は変えられない。)
「分かりました。それでは当日は宜しくお願いします。」
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しっかりと法律を守られた例はこんな感じです。笑
但し、実際に上のケースはサービス上難しく、
このやり取りの後、
派遣された方も働きにくいでしょう。
労働者を守る為の法律なのか、傷つける為の法律が分からなくなりますね。
なので、顔合わせ 、もしくは職場見学という名目で、
面談を行うことが業界スタンダードとなっています。
派遣法においても、
「派遣労働者本人の希望のもと、職場を確認する場合はその限りではない」
と添えられています。
私は良く上司に、「職見を組め!」(職場見学会の略)とどやされながら
営業していました。笑
(職見→成約というのが人材営業のフローあるあるです)
二重面接の禁止だけで、かなり長くなってしまったので、
ここからはさくさく進めますね。
②3年を超えての派遣契約はできない
同じ事業所で同じ派遣社員の方が3年以上働く事は
禁止となっています。
3年を超えて更新する場合は、派遣会社は派遣先に直接雇用の打診を
行う事が義務付けられています。(キャリアコンサルティング制度)
これは、国が安定した就業機会を創出する事を派遣会社に義務づけている為です。
※3年を超えて契約を更新続ける方法もありますが、また今度説明します。
③二重派遣の禁止
派遣された人を、また別の会社に派遣してはいけません。
派遣労働者はあくまで、個別契約書に記載されている相手派遣先の
指揮命令者の下で就業しなければなりません。
二重派遣はIT業界で起こりやすいんです。
意外でしょう?
これについてもまた後日説明します。
他にも沢山の法律がありますが、 尺が足りないので
また後日ご説明させていただきます!
【まとめ】
登録型派遣と常用型派遣の違いとか、
話したい事沢山あるけど、次回お話ししますね。
派遣法が制定されて50年も経っていない法律なので、
未熟でもあり、毎年のように細かい修正がされるので
本当に大変です、、、、
でも10年前と比べて、派遣で働く人は増えた
イメージです。
昔は60過ぎた引退後のおじさんや
ちょっと稼ぎたい主婦の方がほとんどだったのに、
今となっては20代前半どころか新卒1社目で派遣を選ぶ方が
凄く多くてビックリです!
自由な職業選択を希望する方が増えているんですね。
派遣で働くメリット、デメリットについても
またお話ししたいと思います!
今日はこんな感じ!
ではまた!